赤ちゃんのお肌や皮膚のことで心配な方へ|にじいろ子どもクリニック|小児科

赤ちゃんのお肌や皮膚のことで心配な方へskin

はじめに

赤ちゃんのお肌は触るとすべすべしていて柔らかいように見えますが、赤ちゃんのお肌はとてもデリケートです。赤ちゃんの肌は大人の肌よりも未熟で水分を保つ力が弱く、外からの刺激から守る力も未熟です。そのため、環境の変化や摩擦、汗、よだれ、おむつの蒸れなど日常のちょっとしたことがきっかけで肌荒れや湿疹ができてしまいます。
「頬が赤くなっている」「カサカサしている」「かゆそうに見える」「黄色いかさぶたが出ている」「おむつの周りが荒れている」など赤ちゃんのお肌トラブルについて気になることがあれば当院へご相談ください。

赤ちゃんのお肌は成長とともに変化します

赤ちゃんの肌の状態は成長段階によって大きく変わります。

新生児期(生後0~1ヵ月):お肌が未熟な時期

生まれたばかりの赤ちゃんの肌は外の環境に慣れようとしているときです。この時期によく見られる脂漏性湿疹(しろうせいしっしん)は、ホルモンの変化が原因で頭や顔に黄色いかさぶた状の発疹ができることがあります。ほとんどの場合は自然に改善していきます。

乳児期(生後1~3ヵ月):乳児湿疹が多い時期

この時期には赤みやブツブツ、カサつきなどの乳児湿疹がよく見られます。健やかな肌を保つためにも、毎日のスキンケアが大切になってきます。

生後4~6ヵ月:肌が落ち着き始める時期

徐々に肌が安定し始める時期です。ただし、汗をかきやすくなるためあせもに注意が必要です。また、離乳食が始まると口周りの刺激が増えるため、よだれかぶれに気をつけましょう。

生後7~12ヵ月:新しい皮膚トラブルに注意する時期

ハイハイやつかまり立ちが始まると赤ちゃんの活動量が増え、床や家具との摩擦から擦り傷や新しい湿疹ができやすくなります。また、離乳食が進むにつれて新しい食材を食べるようになり、食物アレルギーが原因の湿疹が出ることもあります。
この時期は、赤ちゃんが自分で肌を引っ掻いて傷を作ってしまうことも多くなります。そのため、爪を短く切って清潔に保つことが大切です。さらに、外出の機会が増えることで日焼けのリスクも高まります。特に日差しが強い季節は紫外線対策も重要になります。

赤ちゃんのお肌トラブルの種類と原因

乳児湿疹

生後数週間から数か月の間に、赤み、ブツブツ、カサつきが出ることがあります。皮膚の発達が十分でないことが主な原因です。

乾燥性の湿疹

特に冬場や空調が効いた室内では肌の水分が奪われやすくなります。乾燥が原因です頬や腕、足が赤くカサカサになります。大人よりも赤ちゃんの肌は乾燥しやすいため、毎日の保湿が欠かせません。

脂漏性湿疹

頭や顔にできるかさぶたのような皮膚の炎症です。赤ちゃんのホルモン変化による皮脂の増加が原因です。無理に剥がすと悪化するため、お風呂で優しく洗い、お風呂上りに十分に保湿します。

よだれかぶれ

よだれが多く出る時期に口周りが赤くなったり、荒れやすくなります。こすらないことが大切です。こまめに拭きとり、清潔に保つことがポイントです。

おむつかぶれ

蒸れやすいおむつ内の環境とこすれが組み合わさって起きます。こまめにおむつを交換することやおしりを優しく拭くことを心がけてください。お風呂ではぬるま湯で優しく洗い、お風呂上りはしっかり保湿してください。

あせも(汗疹)

夏場や汗をかいた後に細かい発疹が出ることがあります。汗をこまめに拭き取り、蒸れを少なくすることがポイントです。赤ちゃんは大人以上に汗をかくため、特に注意が必要です。

稗粒腫(はいりゅうしゅ)

生まれた直後から、顔(特に目や口の周り)、頬、顎に直径1~2mm程度の小さな白い発疹が見えることがあります。新生児特有の生理的な症状で、自然に消えるため心配は必要ありません。

自宅でできる毎日のお肌ケア

赤ちゃんのお肌を健やかに保つための基本は「保湿」と「清潔」の2つです。この2つのステップを毎日丁寧に行うことが、多くの皮膚トラブルを防ぐことにつながります。

保湿ケアについて

赤ちゃんの肌は乾燥しやすいため、毎日の保湿ケアが基本となります。特にお風呂から上がった直後は肌から水分が失われやすい時間帯です。タオルでやさしく拭いたら、できるだけ早く保湿剤を塗ることをおすすめします。

清潔にするケア

肌荒れがあるから洗わない方がいいと思うお母さんお父さんもいますが、実は逆です。汚れが残ると刺激になりかえって悪化することがあります。お風呂では、37~39℃のぬるめのお湯でやさしく丁寧に洗い、しっかりすすぐことが大切です。

よくあるFAQ

ステロイド薬は怖いのではないですか?

ステロイド薬は「強そうで怖い」と感じる保護者の方も多いですが、適切に使えばむしろ早期に症状を改善し、その後のトラブルを減らすことができます。当院では薬の塗り方や使用期間についてわかりやすくご説明します。

赤ちゃんのお肌のぶつぶつは自然に消えますか?

稗粒腫など新生児特有の生理的な症状は数か月で自然に消えていきます。焦らず見守ることが大切です。症状の詳しい内容についてはお気軽にご相談ください。

冬場のカサカサ肌を防ぐには?

冬場は特に保湿ケアが重要です。お風呂から上がった直後に、こまめに保湿剤を塗ることで、多くのトラブルを予防できます。加湿器の使用も効果的です。

おむつかぶれの予防法は?

こまめにおむつを替えること、おむつ交換時に優しく拭くこと、そしてしっかりと保湿することが予防のポイントです。排便後は特にていねいにケアしましょう。

お肌の状態が続いている場合、いつ受診すべきですか?

毎日ケアをしているのに症状が続いている、赤みやかゆみが強くなっている、発疹が広がっているなど、少しでも気になることがあれば、早めの受診をおすすめします。

当院でできること

頬の赤み、お肌がカサカサしている、かゆがっている、肌荒れや湿疹ができているなど不安なことがあれば、お気軽に当院へご来院ください。当院では、毎日のスキンケア方法、薬の使い方、どんな症状が出たら受診すべきかなど具体的でわかりやすい説明を心がけています。にじいろ子どもクリニックは新百合ヶ丘駅直結で場所も分かりやすいので、お気軽にご相談ください。