予防接種

予防接種Vaccination

  1. 予防接種について
  2. はじめてのワクチン相談外来
  3. 赤ちゃん外来
  4. 予防接種スケジュール
  5. 里帰り出産の予防接種
  6. シナジスについて
  7. 予防接種の種類:定期接種
  8. 予防接種の種類:任意接種
  9. スポットビジョンスクリーナー
  10. よくある質問

予防接種について

当院では、皆様のご都合に併せてご利用いただきやすいように下記の時間で接種を行っています。
(事前に予約をお願いします)

①予防接種・乳幼児健診時間 月・火・木・金 13:30〜14:45まで、土曜 12:00~13:00まで

②一般診療時間 月・火・木・金 9:30, 10:30, 11:30, 16:30, 17:00等、土曜(一部)

※①の予防接種・乳幼児健診時間は、ワクチン・健診で来院される患者様を優先してご予約を受け付けています。
発熱などの感染症患者様との接触がない時間帯ですので、ご安心して受診できます。是非ご利用ください。

↓ 予防接種をご希望の場合は、WEBからご予約ください。

※当日~60日先までの予約を、24時間Web受付しております。
※また、土曜日12時以降は、予防接種・乳幼児健診を優先としています。ご利用下さい。
※当院以外で実施した接種履歴WEB予約システムに登録いただくと、予約可能期間・接種間隔の確認ができます。
予防接種を忘れずに接種してお子さまの健康を守りましょう。

はじめてのワクチン相談外来

はじめてのワクチン相談外来は、生後1~2か月のお子様で、
はじめて予防接種を受ける際に安心してうけることができるようにするための外来です。

予防接種についてのご家族のご質問にお答えしています。
また接種後には、次回の予防接種スケジュールについてもご案内しています。

赤ちゃん外来

赤ちゃんの生活で困っていることや聞きたいこと、
体重増加の具合、スキンケア、おへそ(でべそ)、便秘の相談などについてもご相談に応じています。
※お時間を要する場合には、一般外来や後日外来での継続フォローをご案内させていただきます。

はじめてのワクチン相談外来・赤ちゃん外来は、生後1か月からご予約が可能ですので、
ご希望の方はWebもしくはお電話で予約をお取りください。

TEL:044-951-2416(診療時間内)

Web:Web予約 24時間可能です

総合WEB受付ページ

ご都合にあった時間が空いていない場合には、お気軽にお電話でご相談ください。
調整可能かどうか確認し折り返しご連絡させていただきます。

接種するワクチンに関しては、当日ご相談のうえで決めることができます。
標準:肺炎球菌ワクチン・B型肝炎ワクチン・五種混合ワクチン・ロタウイルスワクチンの4つを接種いたします。
(ロタウイルスワクチンは、ロタリックスもしくはロタテックどちらでも可能です。)

  • 母子健康手帳
  • 川崎市からの予防接種の問診票
  • 保険証   (お持ちであれば)
  • 乳幼児医療証(お持ちであれば)

予防接種スケジュール

母子健康手帳

  • ・生後2か月になってはじめて予防接種を受ける方
  • ・急な発熱で予定日に接種ができなかった方
  • ・引っ越しなどで途中から接種できる小児科をお探しの方

など予防接種について、心配なことがあればお気軽にご相談ください。
にじいろ子どもクリニックでは、はじめての予防接種の予約、接種日当日の受け方、
接種スケジュールの計画・変更など予防接種に関する心配事や、不安なことの相談を受け付けております。
ご希望の方は、診療、ご来院時に母子手帳をご持参ください。

里帰り出産の予防接種

川崎市外に住民票の登録がある方への予防接種について

川崎市に里帰り出産で帰って来られた方を応援します!

定期予防接種は住民票のある市町村で行うことが通常ですが、
里帰り出産の場合には事前に住民票のある市区町村で必要な手続きを行っていただくことで、
接種費用の払い戻し(償還払い)を受けることができる場合があります。

※お住まいの市区町村によって対応していない場合や、
公費負担とならない場合がありますので、詳しくはお子さまの住民票のある市区町村にご確認ください。

※ご予約はお電話で承っております。事前にご連絡をお願い致します。

シナジスについて

にじいろ子どもクリニックでは、RSウイルス感染による重症化を予防するため、
早産や先天性疾患のお子さんにシナジス予防接種を行っています。
シナジスは以下の要件のいずれかを満たすお子さんについて保険適用となります。
乳幼児医療証も利用できますが、お子さんが適用になるかを一緒に確認していきますので、まずはご相談ください。

●保険適用となる基準

  • ① 早産児
     |在胎期間28週以下で、接種開始時の月齢が12か月以下
     |在胎期間29週~35週で、接種開始時に6か月以下
  • ② 24か月齢以下で、血行動態に異常のある先天性心疾患のお子さん
  • ③ 24か月齢以下で、免疫不全を伴うお子さん
  • ④ 24か月齢以下で、ダウン症候群のお子さん

RSウイルスへの感染によって、重篤な呼吸器感染症状を引き起こすことがありますので、
上記基準に当てはまるお子さんにはシナジスの接種が推奨されています。
RSウイルスの感染状況を基に、秋冬の期間中に毎月1回接種を行っています。

予防接種の種類

定期予防接種

任意予防接種

定期接種

●ヒブ

接種の目安生後2か月・生後3か月・生後4か月・1歳になったとき、
1歳になるまでに3回、1歳になってから1回の計4回接種します。
5歳になるまでは定期接種の対象期間になりますが、他のワクチンと同時接種もできるので、
早めに受けましょう。
疾患の説明Hib(インフルエンザ菌b型)と呼ばれる細菌で、感染すると中耳炎や肺炎を起こしたり、
重症化すると髄膜炎や喉頭蓋炎など命に関わる危険や後遺症を引き起こすことがあります。

●肺炎球菌

接種の目安生後2か月・生後3か月・生後4か月・1歳になったとき
1歳になるまでに3回、1歳になってから1回の計4回接種します。
5歳になるまでは定期接種の対象期間ですが、早めに受けましょう。
疾患の説明肺炎球菌は、乳幼児の上気道に感染して中耳炎や副鼻腔炎などの症状を起こすだけでなく、
重症化した場合には細菌性髄膜炎や敗血症、肺炎などの重篤な感染症を起こします。

●B型肝炎

接種の目安生後2か月・生後3か月・生後7~9か月(1回目から約5か月間隔をあけます)
1歳になるまでに3回接種します。定期接種の期間は1歳になるまでです。
疾患の説明B型肝炎ウイルスは、感染した状態が続くと、慢性肝炎や肝硬変、肝癌になることがあります。

●4種混合

接種の目安生後2か月・生後3か月・生後4か月・1歳になった後
1歳になるまでに3回接種し、1歳になった後に追加の1回を加えた計4回の接種を行います。
疾患の説明ジフテリア百日咳破傷風ポリオの4種類のワクチンが混ざったワクチンです。
ジフテリアは、発熱、喉の痛み、オットセイのような咳が出る病気で、重症化した場合には呼吸がしにくくなり命に関わる病気です。
百日せきは、咳が長く続くことが特徴です。ひどい時にはけいれんや肺炎、脳症などの重い合併症を起こすことがあります。
破傷風は、傷口から細菌が入ることで起こる病気で神経麻痺や筋肉のけいれん、呼吸困難を起こす病気です。
ポリオは、小児まひとも呼ばれる病気で手足に麻痺を起こす病気です。

●5種混合

接種の目安生後2か月・生後3か月・生後4か月・1歳になった後
1歳になるまでに3回接種し、1歳になった後に追加の1回を加えた計4回の接種を行います。
※2024年2月以降に生まれたお子さんが接種の対象となります。5種混合ワクチンは従来のヒブワクチン・4種混合ワクチンを合わせたワクチンになるため、ヒブワクチン・4種混合ワクチン接種は不要となります。
疾患の説明ジフテリア百日咳破傷風ポリオHib(インフルエンザ菌b型)の5種類のワクチンが混ざったワクチンです。
ジフテリアは、発熱、喉の痛み、オットセイのような咳が出る病気で、重症化した場合には呼吸がしにくくなり命に関わる病気です。
百日せきは、咳が長く続くことが特徴です。ひどい時にはけいれんや肺炎、脳症などの重い合併症を起こすことがあります。
破傷風は、傷口から細菌が入ることで起こる病気で神経麻痺や筋肉のけいれん、呼吸困難を起こす病気です。
ポリオは、小児まひとも呼ばれる病気で手足に麻痺を起こす病気です。
Hib(インフルエンザ菌b型)は、感染すると中耳炎や肺炎を起こしたり、重症化すると髄膜炎や喉頭蓋炎など命に関わる危険や後遺症を引き起こすことがあります。

●BCG

接種の目安生後5か月 生後1歳になるまでに1回接種します。定期接種の期間は1歳になるまでです。
疾患の説明BCG は結核を予防するワクチンです。
乳幼児は免疫機能が未発達で全身に結核菌が広がり、
結核性髄膜炎や粟粒結核と呼ばれる病気を起こして重い後遺症を残す可能性があります。

●麻疹・風疹(MR)

接種の目安1歳から2歳未満、年長(小学校入学前の1年間)
生後1歳から2歳に1回、保育園・幼稚園の年長時に1回の計2回接種します。
疾患の説明麻疹は、はしかとも呼ばれる感染症の強い病気で、発熱や咳、鼻水、発疹を起こします。
肺炎脳炎を起こし死亡することがあります。
風疹は、発疹や発熱、リンパ節の腫脹を起こす病気です。
こちらも感染力が非常に強く周りの人にうつりやすく、妊娠中の女性が感染すると胎児に重篤な症状をもたらすこともあるためワクチン接種が推奨されています。

●水痘

接種の目安1歳になったとき、1歳6か月~3歳未満
生後1歳になったときに1回、1回目から(3か月以上あけて)6~12か月程度経過してからもう1回の計2回接種します。
疾患の説明水痘帯状疱疹ウイルスによって起こる病気で、感染力が非常に強く感染した人の咳やくしゃみを吸い込むと感染します。
発熱や水疱・発疹が主な症状で、重症化すると入院が必要な場合もあります。

●日本脳炎

接種の目安3歳(2回)、4歳(1回)、9歳(1回)
3歳になった時に接種をして1回目の接種から1週間から1か月後に2回目の接種を行います。
2回目の接種から(6か月以上あけて)1年後程度で3回目の接種を行います。(7歳半未満まで)
4回目は9歳から13歳未満の間で接種し、合計4回接種します。
疾患の説明蚊が媒介するウイルスで、感染すると高熱や頭痛、嘔吐、意識障害といった症状を起こします。
重症化すると脳炎を起こし知覚障害や運動障害など後遺症が残ることや命に関わることのある病気です。

●2種混合

接種の目安11歳。1回だけ接種をします。
疾患の説明ジフテリアと破傷風が混ざっているワクチンで4種混合ワクチンの補助的な役割をします。

●ロタウィルス

接種の目安ワクチンの種類によって、接種回数が変わるワクチンです。
ロタリックス1価ワクチン:生後2か月、生後3か月
2回目の接種は生後24週までが定期接種の期間です。
ロタテック5価ワクチン:生後2か月、生後3か月、生後4か月
3回目の接種は生後32週までが定期接種の期間です。
疾患の説明胃腸炎を起こす病気で、下痢や嘔吐がひどくなり水分が取れなくなる場合があります。
脱水症状を起こすと意識が朦朧となったりすることがあり入院して点滴する場合もあります。
また、けいれんや脳炎を引き起こすこともあるので注意が必要です。

任意接種

●おたふく風邪

接種の目安1歳になった時に1回目を早めに受けましょう。
2回目5歳(小学校入学前の1年間)
生後1歳から2歳に1回、保育園・幼稚園の年長時に1回の計2回がおすすめです。
疾患の説明ムンプスウイルスの感染によって起こる病気で、
発熱と耳から顎にかけての耳下腺と呼ばれる部位が腫れます。
重症化した場合には無菌性髄膜炎や脳炎、難聴、精巣炎などの病気を引き起こします。

●インフルエンザ

接種の目安6か月から接種を受けることができます。毎年10月~12月に受けましょう。
疾患の説明毎年秋から冬にかけて流行するインフルエンザウイルスは、毎年流行する形が変わります。
そのため、毎年予防接種を受けて抗体を作る必要があります。
感染すると38度以上の発熱、咳、鼻水、全身の倦怠感や筋肉痛などの症状を起こします。
感染力が強いので予防接種を受けて発症を抑え、周りの人にもうつさないことが大切です。

弱視スクリーニング検査(スポットビジョンスクリーナー)

●子どもの弱視について

生まれたばかりの赤ちゃんは、「自分の周りが明るいか、暗いか」程度しか認識することができませんが、成長に伴い、徐々に物の形や色がわかるようになっていきます。通常、生後3か月頃には動くものを目で追うことが出来るようになり、6歳頃には大人と同じくらいの視力になります。 しかし、視力が発達する時期に適切な刺激が得られないなど、何らかの影響により視力の発達が妨げられてしまい、眼鏡で矯正できないほどの視力になってしまうこともあります。正常な視力の成長が止まってしまい、眼鏡をかけても十分な視力にならない状態(視力1.0未満)を「弱視」と呼びます。

弱視は早期に治療を開始することで改善されることがほとんどであり、視覚が成長する前にできるだけ早く発見することが大切です。一般的な視力検査だけで弱視と診断することは難しく、近視・遠視・乱視などの状態から、弱視になる可能性が高いかどうか見極める方法が必要になります。 最近では弱視スクリーニング検査を乳児健診の基本とする自治体も増えており、川崎市でも3歳児健診や5歳児健診の際に実施しています。しかし、3歳児健診や5歳児健診時に見つかった場合でも、治療が遅れてしまい、十分な視力が得られない可能性もあります。

そこで、当院では弱視の早期発見・早期治療のために1歳の時の予防接種を受けに来院された際に、弱視を見つけるための弱視スクリーニング検査(スポットビジョンスクリーナー)を併せて実施しています。

弱視スクリーニング検査(スポットビジョンスクリーナー)では、
「赤ちゃんはお母さんに抱っこされたまま」
「たった数秒で」
「近視、遠視、乱視、不同視、瞳孔不同などの異常を検出できる」
ためお子様に負担をかけないようにしながら、弱視になる傾向があるか?可能性が高いか?を簡易的に調べることができます。お子さんの将来の視力を守るためにも、早期に弱視スクリーニング検査(スポットビジョンスクリーナー)を受けることをおすすめします。

よくある質問

●予防接種前

予防接種を受ける際に必要な持ち物は何ですか?

母子手帳、(自治体から配布された)予防接種予診票、マイナンバーカードまたは保険証をお持ちください。診療時間中に予防接種を受けられる方で通常の診察も受けられる場合は、乳幼児医療証もお持ちください。

予防接種は必ず予約が必要ですか?

当院では原則WEBからの事前予約をお願いしております。当日~60日先までのご予約を24時間WEB受付しており、接種する予防接種を選んでいただければ、次回以降も予約可能期間や接種間隔の確認ができますので、是非ご活用ください。

予防接種をキャンセルしたい場合は、どうしたらよいですか?

WEBからキャンセルをお願いいたします。無断キャンセルが続く場合にはWEB予約機能が使用不可となりますので、ご理解いただきますようお願いいたします。

お薬を飲んでいるときでも予防接種は受けることはできますか?

喘息(ぜんそく)のお薬や、アレルギー薬、漢方薬など、日常的に飲んでいるお薬は、基本的にはそのまま服用しながら予防接種が可能です。かぜなどの症状で、かぜ薬や抗生物質を飲んでいる場合は、症状の経過や接種当日の健康状態によって予防接種が出来ない場合もあるため、事前にご相談ください。

子どもの体調が優れない・風邪をひいている・発熱があるとき、予防接種を受けることはできますか?

可能であればお子さまの体調が良い時が望ましいですが、
・体温が37.5度未満である
・軽度の鼻水や咳がある程度で、他の症状はない
・食欲もあり元気
という場合には、予防接種を受けることも可能な場合があります。ただし、安全に予防接種を受けていただくためにも当日のお子様の症状を見てからの判断となります。鼻水や咳がひどくて元気がない等、気になる症状があればお気軽にご相談ください。

卵アレルギーがある場合、予防接種を受けることはできますか?

基本的には卵アレルギーがあっても接種可能です。ご相談されることが多いインフルエンザワクチンは、製剤の過程でごく少量の卵たんぱくを含む可能性がありますが、卵加工食品を食べることができるお子様であれば接種は可能です。重度の卵白アレルギーがある場合は、事前にご相談ください。


●予防接種後

予防接種後に注意することはありますか?

ワクチンの副反応で発熱や接種部位が腫れる場合もありますので、接種後はお子さんの様子や体調をできるだけ見るようにしてあげてください。接種後2時間以上経過しても特に症状が無ければ、基本的に問題ありません。ご心配な症状が出た場合は、早めにご相談ください。

予防接種後に発熱した場合、どうしたらよいですか?

予防接種の当日や翌日に発熱するケースもあります。食欲があり、機嫌もよく、普段と変わらない生活ができている場合は、すぐに受診をする必要はありません。ご心配な症状がある場合は、お気軽にご相談ください。

予防接種打を受けた日に、お風呂に入っても大丈夫ですか?

お風呂に入っても問題ありませんが、接種した部分を擦ったり、揉んだりしないよう注意してください。

予防接種はいつから受けることができますか?

予防接種は基本的に生後2カ月から接種が始まります。当院では生後すぐに予防接種のご予約がWEBからできますので、忘れないように早めのご予約をおすすめしております。