にじいろ子どもクリニック

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感染症の病気

Infectious disease

溶連菌感染症Streptococcal infection

溶連菌感染症ってどんな病気?

溶連菌感染症


溶連菌感染症は、発熱やのどの痛みが主な症状の病気で、毎年冬~春にかけて流行しやすいです。

保育園児や幼稚園児から小学生にかけてがかかりやすい感染症です。
一度感染して治っても繰り返し感染することがあります。

溶連菌感染症の原因

A群β溶血性連鎖球菌という細菌に感染することが原因です。

感染力が強い細菌であり、感染している人の咳やくしゃみに含まれる唾液や飛沫からの飛沫感染と、
菌が付着した場所や物(ドアノブやリモコンなど)から手などを介して目や鼻・口などの粘膜を触ることによる接触感染があります。
また、食べ物や食器の共有をすることでも感染することがありますので、注意するようにしましょう。

溶連菌感染症の症状

溶連菌感染症にかかった場合、

  • 38~39℃の発熱
  • 喉の痛み
  • 舌に赤いポツポツとした発疹(イチゴ舌)

などの症状が見られます。
3歳未満の小さい子どもの場合、熱が上がらないこともあります。

さらに

  • 吐き気・嘔吐
  • 手足の発疹

が見られることもあります。

吐き気やのどの痛みがあるため、食べたり飲んだりすることを嫌がることもあります。
脱水症状を起こさないように、冷たいものや熱いものは避けて麦茶や経口補水液などを少量ずつ飲ませるようにしてください。
一気に飲むと刺激になって嘔吐してしまうこともあるので、少しずつ飲ませるようにしましょう。

溶連菌の診断と治療

気になる症状がみられる場合には、お子様の様子や症状、周囲の感染症流行状況をお伺いして検査を行います。
細い綿棒でのどの奥を軽くこすって細菌が潜んでいないか検査します。
当院では検査結果が5~10分程度で判断できる迅速検査キットを使用しています。

溶連菌感染症であることが確認できた場合、
抗生物質を使用して原因となっている溶連菌をやっつける治療をしていきます。

一見症状が治まったように見えても、溶連菌はしつこく身体の中に潜んでいるため、
処方された分の抗生物質の服用を続けるようにしましょう。

途中で服用をやめてしまうと、治りきらない状態となったり、再発したり、
急性腎炎・リウマチ熱・中耳炎・気管支炎などの合併症を引き起こすこともあります。

また、治療開始後も症状がなかなか改善しない場合には、お早めに医療機関に相談するようにしてください。

溶連菌感染症の予防

溶連菌感染症の予防の基本は手洗いとうがいです。

子どもは色々なことに興味がわきやすく、様々な場所を触ってしまいます。
そのため細菌やウイルスが手にたくさんついているので、外出先から帰った時や食事やおやつの前には
石鹸やハンドソープを使って手洗いをしっかりとするようにしましょう。

よくある質問

登園・登校停止期間はあるの?
溶連菌感染症は、感染力が強いため登園・登校の停止期間があります。少なくとも、受診した日とその翌日は登園・登校の停止期間となります。薬をきちんと服用すれば、24時間以内に感染力がほとんどなくなりますので、抗生剤服用後24時間以上たって全身の状態が良ければ登園・登校が可能となります。
※登園・登校の再開にあたって許可書や証明書が必要となる場合がありますので、通園・通学先に確認するようにしましょう。