にじいろ子どもクリニック

新百合ヶ丘駅北口より1分
川崎市麻生区万福寺1丁目1-2 シティモール4F
044-951-2416
  • 平日…09:00~12:00 / 15:30~18:00
    土曜…09:00~13:30
    平日13:30~15:30…予防接種・乳幼児健診
    休診…水曜・日曜・祝日

新百合ヶ丘駅北口より1分
にじいろ子どもクリニック

MENU
Web予約はこちら

皮膚の病気

Skin disease

乾燥肌Dry skin

子どもの乾燥肌

乾燥肌


多くの親御さんが子どもの肌が乾燥している、プツプツと発疹ができている、
ガサガサしているなど子どもの肌に関する悩みを抱えています。
「掻いた跡がのこってしまうのでは」とか、「アトピー性皮膚炎になりやすくなるのではないか」と、
様々な不安を抱えられていることかと思います。
子どもの肌は乾燥しやすく、こまめにしっかりケアすることが健康な肌を守るために非常に大切です。

乾燥肌の原因

赤ちゃんの肌が乾燥しやすくなる原因は2つあります。

1.皮膚の厚み

皮膚は肌の外側から順番に

  • ①表皮、②真皮、③皮下脂肪

の3つから構成されています。

赤ちゃんの肌は見た目もきれいで、ふっくらしているため一見水分が多いように見えます。
しかし、赤ちゃんの皮膚の表皮は、大人と比べると厚みが半分程度しかないため、水分を中に閉じ込めたり、
外部刺激から肌を守るバリア機能が低いことが分かっています。

2.皮脂分泌量の低下

赤ちゃんは生後3か月ごろまではお母さんからもらったホルモンの影響で皮脂の分泌量が多い状態ですが、
生後3か月を過ぎるころから皮脂の分泌量が急激に減ってきます。
皮膚が未熟なこともあり、皮脂分泌量が低下することで肌のバリア機能が低下して、乾燥肌になりやすくなります。

乾燥肌の症状

乾燥肌が続くと

  • 肌がガサガサ、ザラザラする
  • 肌が赤くなる
  • かゆみをともなう
  • 肌のバリア機能が低下する

といった症状が見られます。

肌のバリア機能が低下した場所にアレルゲンとなる物質が付着すると、
アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患の原因になります。

乾燥肌のケア

乾燥肌のケア

1.汚れをしっかり落とす

まず汗などの汚れをしっかりと洗い落とすことが重要です。刺激の少ない石鹸やボディソープを選ぶようにしましょう。泡立てネットなどでよく泡立てて、手のひらで優しくなでるように洗ってあげてください。首や脇、肘や膝関節、指の間などしわになりやすい部分も丁寧に洗うようにしましょう。

2.保湿をしっかり行う

乾燥しやすい冬だけでなく、一年中忘れずに保湿することが重要です。保湿剤のタイプによってサラサラしているものやしっとりと保湿力の高いものなど様々なものがありますので、季節によって保湿剤を使い分けることもポイントです。

3.炎症がある場合には保湿剤以外の薬もあわせて

乾燥肌のケア

肌が赤みを帯びていたり、引っかいた跡がある場合には、炎症が起きてかゆみがあることが考えられます。保湿剤を使うだけでなく、炎症を抑えるステロイド剤を適切に使用することも子どもの肌をケアする秘訣です。

よくある質問

どんな保湿剤がいいの?
保湿剤には様々な種類があります。使用感や塗った後の肌の感触など違いがあるため、季節や塗る部位、お子さんの好みによって使い分けるようにしましょう。せっかく保湿しても不快感から肌をこすってしまったり、引っかいたりすると炎症が起きやすくなります。お子さんの様子を見ながら、使いやすいものを選択するようにしましょう。
タイプ 泡フォーム ローション クリーム 軟膏
水分量 多い 少い
脂分 少い 多い
特徴 泡タイプでローションより水分量が多い サラサラして塗りやすいが、
季節や肌の状態によっては乾燥しやすい
年間を通じて使用しやすい 脂分が多くしっとりとした感触。
ローションと組み合わせて使用すると保湿効果がさらに長持ち
オススメの季節 春~秋 春~秋 一年中 秋~冬

保湿のタイミングは?
子どもの肌は乾燥しやすいので、こまめに保湿をすることが大切です。保湿のタイミングとしては、『朝の着がえのとき』『お風呂上り』『お出かけの前後』『おむつを替えた時』『汗を拭いた後』がオススメです。ただし、肌の表面には埃や皮脂、汗、アレルゲンなどがついていることもあるので、保湿をする前には石鹸で洗ったり、おしりふきで拭くなど肌をきれいにするようにしてください。